第陸話 決戦 新法務局
第陸話 決戦 新法務局
ここで、提出書類の再確認をしていきましょう!
1 定款
(前回説明のとおり作成すれば、数分でできちゃいます。)
2 登記申請書
3 登録免許税分の収入印紙を貼りつけたA4用紙
4 発起人の決定書(合同会社は代表社員、本店所在地及び資本金決定書)
5 就任承諾書(誰がどの役員か説明する書類、株式会社は取締役や代表取締役、監査役等があるが、合同会社は代表社員のみでOK。)
6 印鑑証明書(代表になる方の印鑑証明書が必要です。会社印のものではありません。事前に役場には印鑑を登録してください。)
7 資本金の払い込み証明書(いくら資本金を銀行に振り込んだのかを証明するものです。ちなみに添付資料として、振り込んだあとの通帳やネットバンキングならその画像を印刷もしくはコピーしたものが必要。)
8、印鑑届出書(会社の実印を登録するものです)
http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/content/001188212.pdf 法局引用
実際に法務局でもくれますので、その場で記入しても全然問題がないです。
の8種類でしたね。
以上を時間がかかるものと時間がかからないものに分類にすると以下のとおりです。
時間がかかるもの
・定款
・登記申請書
時間がかからないもの
・登録免許税分の収入印紙を貼りつけたA4用紙(ただのA4用紙、定款に付け加えます。)
・発起人の決定書(合同会社は代表社員、本店所在地及び資本金決定書)
・就任承諾書
・印鑑証明書
・資本金の払い込み証明書
・印鑑届出書
に分けられます。
まず、時間がかかるものの一つ、残りの登記申請書を説明していきます。
・登記申請書(正式には合同会社の場合、合同会社設立登記申請書になります。以下登記申請書)
以前説明したとおり、登記説明書は会社の住所やメンバー等の登録をするものです。
ここに法務局の例を挙げて、それを元に説明していきます。
法務局の記載フォーマット
http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/content/001249560.pdf
法務局の記載例
http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/content/001252889.pdf
1.商号
(会社の名前です。ちなみに○○合同会社にするのか、合同会社○○にするのは特に決まりはありません。ですので、好みで前後はつけられます。)
注:フリガナを忘れずにつけてください
1.本店
(会社の住所になります。登録する会社の住所を記入します。)
注:正式な住所記入になるので、
例:千代田区1-2-3の場合千代田区1丁目2番3号というような記入になります。
1.登記の事由
(記載のとおり、設立の手続き終了でかまいません。)
1.登記すべき事項
(ここは別紙という形で添付します。いわゆる登記内容の詳細を説明します。これは、登記申請書の最後に説明いたします。ここでは、別紙のとおりという記入でかまいません。)
1.課税標準金額
(資本金の金額を記入します。資本金は1000万円以上か未満で法人住民税の均等割税金の金額が大きく変わります。ちなみに1000万円以上の場合は18万円、1000万円未満の場合は7万円ですので、倍くらい違います。ちなみに払うの決算期ですので、この時に支払うわけではありません。)
(ここでは、実際、立ち上げる会社の資本金額を記載してください。)
1.登録免許税
(ここは合同会社の場合は6万円になりますので、6万円の記載でOK)
1.添付書類
(添付書類を記載します。基本以下のものになります。ここでは、以下のとおり、何を添付するのかを記載するだけです。)
・定款 1通
・代表社員(株式会社で言う代表取締役)、本店所在地及び資本金を決定したことを証する書面 1通
・代表社員の就任承諾書 1通
・払い込みがあったことを証する書面 1通
〇表紙の最後
上記のとおり登記を申請します。
令和 年 月 日
住所 ○○県○○市〇丁目〇番〇号(会社の登録住所)
申請人 ○○○○合同会社
住所 ○○県○○市〇丁目〇番〇号○○(代表社員の住所なので個人の住所です)
代表社員 ○○ ○○ (氏名記入)
連絡先の電話番号 (会社で使用する電話番号)
法務局 御中
ここで一枚目終了です。
次は前頭で出てきた登記すべき事項の別紙を記載してきます。
法務局の記載例
http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/content/001252889.pdf
法務局の記載例をアップしていきます。
注:別紙も法務局に記載例にそって記載しないと指摘をされ、後日訂正をしに行かなければならないのでご注意を。。。
では早速、登記申請書の別紙を作成していきます。
「商号」○○○○合同会社
(表紙で記入した名称を記載)
「本店」
(表紙で記入した本店名を記載)
「公告をする方法」官報に掲載する方法により行う。
(上記のように記載してください。私はこの「により行う」が抜けていて、呼び出されました。。。
「目的」
(会社が何を目的とした事業を行うのかを記載をします。)
例
1 ○○の製造販売
2 ○○の売買
3 前各号に附帯する一切の事業
(これは法務局の記載を例にしていますが、定款で記載した目的と同様で問題ないです。)
「資本金の額」金○○万円
(資本金の額を記載します。)
「社員に関する事項」
(ここから社員の情報を記載します)
「資格」業務執行社員
「氏名」○○○○
「住所」○○県○○市○○丁目○○番○○号
(個人の住所を記載します。ここも、〇丁目〇番地〇号の記載になります。建物名がある場合は建物名も記載)
「氏名」○○○○
(重複しますが名前を記載。)
「登記記録に関する事項」設立
(ここは記載のとおりでOKです)
これで登記申請書の完成です。おつかれさまでした。法務局のフォーマットを使用して、問題なく作成できますし、法務局の記入例を見ていただいても作成ができますが、わかりづらい部分が多数あると思いますので、参考にしていただければと思います。
さあ、これで時間のかかる、めんどくさい定款と、登記申請書がおわりました。
あとは雑多な時間のかからない書類を揃えましょう。
法務局記入例
http://houmukyoku.moj.go.jp/homu/content/001252889.pdf
この以下で説明する資料の内、印鑑証明書と印鑑届出書以外は登記申請書に添付し、ホッチキスで全部一緒に閉じ、提出します。
・発起人の決定書(合同会社は代表社員、本店所在地及び資本金決定書)
・就任承諾書
(上記の二つは注意する部分は登記申請書と同様で住所を正式に記入するだけで、フォーマットどおり、名前と住所を記入します。)
・印鑑証明書
(準備するだけです)
・資本金の払い込み証明書
(資本金の金額を記載しますが)、添付として、口座に資本金の金額が入っていることを印刷し添えます。)
・印鑑届出書
(提出するときに、記載してもかまいません。対して時間がかかりません。
これで準備が整った。。。読むだけで時間がかかった。。すみません。。
ただし、これで、決戦にいけるのです。そう、法務局に!!!
あっ、印鑑をもっていくの忘れないでくださいね。
次回、「人の造りし規則」 次回も設立、設立!
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